概要
何か新しいことを始めたくなり2021年頃から量子コンピュータの勉強をはじめて、IBM Quantum Challengeなどのイベントに参加してきました。
- IBM Quantum Challenge Fall 2021 体験記
- IBM Quantum Challenge Fall 2022 参加記録
- Qiskit Global Summer School 2023 参加記録
そうこうしていると、IBM Certified Associate Developer - Quantum Computation using Qiskit v0.2Xという試験を無料で受けられるバウチャーを貰えたので受験したところ、無事合格できました。
試験自体は YouTube:Qiskit試験にチャレンジ! ~伝授!量子プログラミング『虎の巻』(1) <合格者座談会編>のconnpassイベントに参加した際に知って、興味が出て受けました。
勉強したこと
IBM Certified Associate Developer - Quantum Computation using Qiskit v0.2X のページにある Sample Test をしてみてレベル感を確認しつつ、Study Guide の範囲をやりました。とはいえStudy Guideはリンク切れを起こしているものが多いので注意(Qiskitはアップデートとともによくリンク切れを起こす)。
こちらの虎の巻の記事に書いてあることをおおいに参考にしました。記事中のリンクにある「2-2_basic_textbook_11-4-1-2」が本試験の範囲の資料です。その他の量子機械学習とかは本試験の範囲外ですが、貴重な日本語資料なのでおすすめです。
Qiskitにあるチュートリアルをある程度やって量子コンピューティングの基本知識(ゲートやブロッホ球など)の意味が理解できて、基本アルゴリズム(高度なものは出ない)を知り、Qiskitの基本的な文法を抑えておけば合格できると思います。
Qiskit Summer School など参加していたおかげで地力で解けたものもあったと思います。やっぱり自分でコードを書くと記憶の定着が違うのでおすすめです。
その他注意
試験は英語のみ。
90分60問なので1問あたりにかけられる時間は1分30秒。逆に言うとそのくらいの時間で解けるものが出る。Sample Testを受けてみるとわかるがまあそんなもんだろうといった感じ。
試験会場で受験した。遅刻しないことが一番大事。
感想
そこまで難しい!という試験ではないと思います。そのぶん「おれってこれがわからないんですか?」を知れた試験でした。