qiskitrcファイルの場所
C:\Users\[ユーザ名]\.qiskit
の中にあります。
qiskitrcファイルって何?(IBMQ.load_account()について)
IBMQから貰った自分のトークンを使えば、IBMQにジョブを投げて実機の量子コンピュータで量子回路を実行することができます。
そのとき、以下のようなコードを書くと思います。
from qiskit import IBMQ # 自分のトークンをローカルPCにセーブする IBMQ.save_account('MY_API_TOKEN') # アカウント情報をロードする IBMQ.load_account()
実はIBMQ.save_account('MY_API_TOKEN')
を実行した時点で C:\Users\[ユーザ名]\.qiskit
に qiskitrc
ファイルが作成され、そこにIBMQのトークン情報が保存されます。
そして IBMQ.load_account()
ではこのqiskitrc
ファイルを読み込んでいます。
なので、毎回 IBMQ.save_account('MY_API_TOKEN')
は実行する必要ありません。トークン情報は他人に漏れたらだめな重要な情報なので、うっかりGitHubなどに上げないためにもこの行はさっさと消すことをおすすめします。
IBMQAccountCredentialsNotFound エラー
IBMQ.load_account()
したときに以下のエラーが出る場合があります。
IBMQAccountCredentialsNotFound Traceback (most recent call last) <ipython-input-6-05e731fbbf7d> in <module> 1 from qiskit import IBMQ 2 ----> 3 IBMQ.load_account() c:\Users\username\workspace\my-practice\qiskit_textbook_practice\venv\lib\site-packages\qiskit\providers\ibmq\ibmqfactory.py in load_account(self) 166 167 if not credentials_list: --> 168 raise IBMQAccountCredentialsNotFound( 169 'No IBM Quantum Experience credentials found.') 170 IBMQAccountCredentialsNotFound: 'No IBM Quantum Experience credentials found.'
このエラーはIBMQ.load_account()
時に、 qiskitrc
ファイルがなくて認証情報を読み込めないときに発生します。
save_account('MY_API_TOKEN')
をして qiskitrc
ファイルを作成しましょう。